ノマドとは?

ノマドとは?

握手する人

近年、ビジネス界で広く話題を集めている言葉に「ノマド」というものがあります。

 

興味の無い方からは「ノマドって新しい雨戸(アマド)の新製品名か何かなの?」などという誤解さえ受けそうな響きの単語ではあります。

 

ノマドとは英語表記で「Nomad」と記載し、直接的意味は「遊牧民」という意味です。

 

遊牧民のライフスタイルには様々なものがありますが、その一般的なものは定住を行う事無く、移動しながらの生活がポピュラーです。

 

つまりオフィスなどの拠点を構える事無く(定住する事無く)仕事をしやすい場所があれば、いつでもどこでも移動しながら仕事をする新しいライフスタイルの事を指すのです。

 

スタバやタリーズコーヒーなどのカフェでノートPC片手に仕事をしている人を見かけたことはありませんか?

 

この様なノマド(遊牧民)的なライフスタイルの実現には、様々な社会環境の進化や充実がバックボーンとして存在します。

 

インターネット等の新しいIT技術の革新により、会社に出勤する事無く、

 

自宅で仕事をするという様なホームオフィスのノマド構想は、一昔前の10年前、あるいは20年前から存在していました。

 

しかし当時はまだ、ネット回線の選択肢が充実しておらず、ブロードバンド接続を行う為には光回線やADSL回線による有線接続しか手段がありませんでした。

 

これでは、いつでも、どこでもといったノマド的なライフスタイルにはほど遠い話で、当時、この様なライフスタイルを「SOHO」「スモールオフィスホームオフィス」等と呼んだものです。

 

やがて時代が進むに連れ、WiFiスポットによる無線LANの充実、LTEの全国的なエリアカバーなど、無線接続によるブロードバンド接続が可能になりました。

 

また合わせてクラウド技術の進化により特定のサーバーへの接続すら不要になった事も追い風になります。

 

ノマドとは、有線接続だったかってのSOHOが紐付きから解放されて、現代的に軽やかに進化したライフスタイルという事もできます。

 

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