ノマドワーキングのメリット
ノマド的ライフスタイル、ノマドワーキングとは、一言で説明すると、時間や場所に捕われずに、いつでもどこでも仕事をする事ができるライフスタイルの事です。
毎日毎日、オフィスに通う社会人なら誰もが思う事ですが、通勤時の満員電車、あるいは渋滞などでストレスを感じたり、うんざりした経験は誰にもある事でしょう。
オフィスが集中している都心部の地価高騰で、一般的な庶民がオフィス近辺に家庭を持つことは不可能に近くなり、1時間、2時間、あるいはそれ以上の通勤時間も当たり前になっています。
ある研究では、通勤時間帯の道路渋滞や満員電車のエネルギー的ロスやコストの無駄は、日本国内に限っても莫大なものに登るそうです。
この様な無駄を避ける為に、企業側もフレックスタイム性の導入などの対策を行っていますが、この方法でも通勤コストは必要になってしまいます。
また、昨今の常態化した異常気象によるゲリラ豪雨、竜巻などの風水害、あるいは地震などによる交通機関のマヒでオフィスから帰宅できなくなる現象は、マスコミでも帰宅難民という言葉で大きく注目されています。
もし自宅、あるいは、自宅近くのカフェなど、自分の働きやすい近場で毎日の仕事を行えるとしたら…。
この様な問題は全て解消する事になります。
ところで、ここまでのメリットは労働者側から見たメリットに集中している事に気がつかれたでしょうか。
では経営者側から見れば、どうでしょう。
都心部に拠点となる巨大オフィスを構える事は、ステイタスにはなりますが、莫大なコストが発生します。
近年の厳しい経済状況下では、爪に火をともす様なコスト削減努力が必須です。
ノマドワーキングを推進する事で、オフィスの規模を縮小して、経費削減に繋がるのです。
固定観念に縛られる事無く、よりフレックスな労働形態が経営者側、労働者側の双方にメリットをもたらすのが、ノマドワーキングの神髄といえます。