ノマドのライフスタイル
ノマドとは、遊牧民の様に定住する事無く、一カ所のオフィスにこだわらずに仕事を行う労働形態の事です。
ところが昨今になって、ノマドワーカー、ノマド男子など、ノマドに関する様々な言葉に注目が集まっています。
労働形態だけではなく、ノマド的な生き方、すなわちノマド的ライフスタイルが様々な方に評価されている証拠なのかもしれません。
ノマドのライフスタイルとは、ノマド的な労働形態を生活の場まで拡張した考え方の一つです。
ノマドワーカーは一つのオフィスに定住する事無く、移動しながら仕事を行います。
この考え方を生活スタイルまで拡張すると、どうなるでしょうか。まず、住居を固定する必要が無くなります。
いつでも、どこでもネット環境さえあれば仕事ができるのですから、何も住居を固定する必要はありません。
暑い夏や寒い冬が苦手なら、夏場は北海道に、冬場は温暖な沖縄に住んでも良い事になります。
いえ、何も日本国内に限定する事はありません。
考え方をさらに広げると、日本とアメリカ、アジアとヨーロッパ、ハワイと東京の双方を行ったり来たりする事だって、充分に可能です。
住居だけではありません。仕事を行う相手だって、一つの会社に縛られる事はありません。
これは既にマスコミやゲーム業界などでは一般的な考え方ですが、ある商品企画を実現する為に、複数の会社やフリーランスの人々が集まって労働し、その商品企画が成功したら解散するという形態があります。
会社の枠を超えて、フレキシブルに活動するのがノマド的ライフスタイルの神髄だからです。
ノマドといえば、カフェで難しい顔をしてノートPCを叩く物というイメージが一般的ですが、本当のノマド民はより軽やかに、人生そのものをフレキシブルに楽しんでいる様です。